| ■ ID | 188 |
| ■ 種類 | 学会発表 |
| ■ タイトル | マイクロサテライトマーカーを用いたMelaleucacajuputi個体群の親子解析 |
| ■ 著者 | 大石隆也
東京大学アジア生物資源環境研究センター 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 小島克己 東京大学アジア生物資源環境研究センター 宝月岱造 東京大学アジア生物資源環境研究センター |
| ■ 出版元 | |
| ■ 出版年 | 2001 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | 日本林学会、2001年4月3日 |
| ■ 抄録・要旨 | Melaleuca cajuputiは、オーストラリア北部からマレー・インドシナ半島にかけて広く分布するフトモモ科の樹木である。本研究では、マイクロサテライトマーカーを用いて、タイ国ナラチワの砂地に生育するM. cajuputiの実生親と花粉親を推定すると共に、種子と花粉の散布状況を検討した。
幼木集団からサンプリングした101の幼木について、マイクロサテライトマーカーを用いて親子関係を解析した結果、そのほとんどが隣接した成木集団の母樹からの種子で繁殖したことが推定された。このことから、M. cajuputiの種子の長距離散布はまれであることが示唆された。また、１本の成木から採取した種子を育成して得た34個体の実生について、同マーカーを用いて花粉親を推定した。その結果、それらの花粉親のほとんどが少なくとも母樹から60m以上離れている可能性が考えられた。このことから、M. cajuputiの花粉散布は比較的広範囲で行われていることが示唆された。 |
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